眉毛の整え方・描き方・カット方法を眉毛サロンが解説!顔の形や濃さごとにも紹介

眉毛の整え方・描き方・カット方法を眉毛サロンが解説!顔の形や濃さごとにも紹介

眉毛の整え方・描き方・カットのやり方を理解しておけば、いつでも自分で理想的な眉に仕上げることができます。眉毛は顔全体の印象を左右する重要なパーツなので、正しい方法で整えたいところです。

とはいえ、自分で眉を整えた経験がない初心者にとっては難しく、「どうすれば垢抜けた印象の自然な眉毛に整えられるのか知りたい」「可愛く仕上がる上手い眉毛の描き方がわからない」といった声が上がっています。
そこで本記事では、初心者やメンズにも役立つ、基礎的な眉毛の整え方・描き方・カットのやり方を解説します。顔の形や眉の特徴別に、おすすめの整え方・描き方のポイントも紹介するので、ぜひ最後まで参考にしてみてください。

目次

イメージ通りに眉毛を作るための考え方

理想のイメージどおりに眉毛を作るためには、眉の形・位置・眉全体の長さ・色のそれぞれでポイントを押さえる必要があります。

眉の形

眉の形の考え方

眉毛には、眉頭・眉山・眉尻の3つのパートがあります。眉頭を一番太く、眉山を一番高くし、眉尻にかけてだんだん細くなっていく形が理想的です。眉山が低いと立体感が物足りない仕上がりになってしまうため、少しだけでも眉頭より高い位置にしましょう。

眉の太さは、目の縦幅の2分の1〜3分の2ほどが目安です。ある程度好みで太さを決めても問題ありませんが、どのくらいの太さにすべきか迷ったら参考にしてみてください。

眉の位置

眉の位置の考え方

眉には、眉頭・眉山・眉尻のそれぞれに理想的な位置があります。

眉頭は、小鼻の内側(鼻の穴の内側)の真上に来るように調整するのがおすすめです。
一番高さのある眉山は、黒目の外側と目尻の間に作るのがよいでしょう。
眉尻は、眉頭よりも下にならないようにするのが基本です。眉尻をどのくらいの位置にするかは、眉の長さによっても異なります。長め眉の場合は小鼻と目尻を結んだラインの延長線上、短め眉の場合は口角と目尻を結んだラインの延長線上に来るようにしましょう。

眉の色・濃淡

眉の色・濃淡の考え方

眉の色は、髪色との相性を考慮して決めるのが基本です。髪色よりもワントーン淡い色にすると、垢抜けた自然な仕上がりになります。

パーソナルカラーを考えた眉色の決め方も可能です。イエローベースの人にはオレンジ系や黄色系、ブルーベースの人には赤系のブラウンが似合う傾向があります。

自然な眉は黒目の上あたりが一番濃く、眉頭・眉尻はやや薄くなっています。メイクの際も同じ濃淡のバランスを再現すると、立体感のある自然な眉に仕上がるでしょう。

眉毛の手入れに必要な道具

続いて、眉毛の手入れに必要な道具をチェックしておきましょう。

フェイスパウダー

フェイスパウダーは、眉メイクの前に汗や皮脂をとって眉を書きやすくするために使います。眉毛専用ではなく普段使っているものでOKです。

毛抜き

毛抜き

毛抜きは、不要な毛を抜くときに使う道具です。ツィザーとも呼ばれます。先端が精密で握りやすい構造のものを選ぶと、細い毛もしっかり抜けますよ。

眉用ハサミ

眉用ハサミ

眉用ハサミは、眉のカットに欠かせない道具です。理想の形の眉に仕上げるためには、狙った毛を1本ずつカットできる眉用ハサミをおすすめします。刃先が薄い眉専用のハサミなら、ピンポイントに根本の毛だけのカットも可能です。

アイブロウパウダー

アイブロウパウダー

アイブロウパウダーは、眉毛の中でも特に産毛に近い柔らかい毛を表現する場合に使います。まずアイブロウパウダーで下地を作ってから、アイブロウペンシルで太い毛を追加するようなイメージです。

アイブロウペンシル

アイブロウペンシル

アイブロウペンシルは、眉毛を描くときに欠かせない道具です。眉と同じ太さで描けて、本物の毛のような自然な質感に仕上がるものを選びましょう。

眉マスカラ

眉マスカラ

眉マスカラは、眉毛の色を変えるための道具です。特に眉が濃い人はアイブロウペンシルだけでは発色しにくい可能性があるため、眉マスカラがあると役立ちます。

アイブロウブラシ/スクリューブラシ

アイブロウブラシ/スクリューブラシ

スクリューブラシは、眉毛の毛流れを整えるために必要なアイテムです。自眉とメイクをなじませるときにも使います。

コーム

コームは、毛流れを整えたり眉毛に立体感を出したりするのに使うアイテムです。長い眉だけをカットしたいときにも使います。

初心者でも失敗しない眉毛の整え方

失敗しない眉毛の整え方を紹介します。眉毛を整える手順は、以下のとおりです。

  1. 眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせる
  2. 眉毛をスクリューブラシでブラッシングする
  3. 眉メイクをする
  4. 眉メイクからはみ出た毛をカットする
  5. 眉毛の長さと量を調節する
  6. メイクを落として余分な毛を除去する

なお、眉毛サロンANASTASIA MARAY(アナスタシア ミアレ)では、骨格・筋肉・フェイスバランスや毛質・毛の生え方などを考慮した眉の整え方・描き方をレクチャーしています。自分に合った眉の整え方を知りたい方は、ぜひお近くのサロンにご相談ください。

ANASTASIA MARAY(アナスタシア ミアレ)についてはこちら

眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせる

まず、眉メイクをする前に眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせましょう。フェイスパウダーで汗や皮脂をとってサラサラにしておくことで、眉を描きやすくなります。

眉毛をスクリューブラシでブラッシングする

次に、眉をスクリューブラシでブラッシングしましょう。毛流れを整えて、眉メイクの準備をします。

眉メイクをする

眉をカットする前に、いつもどおり眉メイクをしましょう。すっぴん眉毛でカットを始めると、どこまで切ったらよいのかわからなくなってしまうため要注意です。切りすぎたり、バランスが悪くなったりするのを防ぐために、しっかりメイクをしてからカットしましょう。

眉を描く際は、理想の眉の形・位置・色にするための以下のポイントを意識してください。

理想の眉の形に整えるためのポイント

  • 眉頭を一番太くして眉尻にかけてだんだん細くなるようにする
  • 眉山を一番高くして立体感を出す
  • 眉の太さは目の縦幅の2分の1〜3分の2程度にする

理想の眉の位置に整えるためのポイント

  • 眉頭は小鼻の真上
  • 眉山は黒目の外側と目尻の間
  • 眉尻は眉頭以上の高さ
  • 長めの眉の眉尻は小鼻と目尻を結んだラインの延長線上
  • 短めの眉の眉尻は口角と目尻を結んだラインの延長線上

理想の眉色にするためのポイント

  • 眉色は髪色よりもワントーン明るく
  • イエローベースの肌にはオレンジ系や黄色系のブラウンの眉色に
  • ブルーベースの肌には赤系のブラウンの眉色に

眉メイクからはみ出た毛をカットする

眉メイクからはみ出た毛をカットする

眉メイクができたら、メイクからはみ出た眉毛をカットします。眉バサミを使って、毛先から徐々にカットしていきましょう。

ハサミでのカットが難しいときや、不要な毛が多いときは、シェーバーを使うのもおすすめです。シェーバーを使うときは、不要な毛の先だけをカットして目印をつけておきましょう。

眉毛の長さと量を調節する

眉毛の長さと量を調節する

不要な毛をカットできたら、眉毛全体の長さと量を調整しましょう。コームで眉毛を下から持ち上げ、眉毛の上の輪郭に合わせます。コームからはみ出た眉毛は他よりも長い毛なので、その毛だけをカットしましょう。

このとき、眉毛全体で長さが一律になるようにカットするのはNGです。眉毛の長さを一律に揃えてしまうと、ナチュラル感がなくなりのっぺりとした印象の眉になってしまいます。

またほとんどの場合で、眉メイクからはみ出た毛をカットするだけでも十分に素敵な雰囲気に仕上がります。長さを調節するよりも、自然な眉毛をどのように活かすかをまず検討しましょう。

メイクを落として余分な毛を除去する

メイクを落として余分な毛を除去する

ひと通り眉毛の手入れができたら、メイクを落としてスキンケアをしましょう。化粧水や乳液などで肌を保湿してください。最後に、余分な産毛をカミソリなどで除去します。
カミソリで眉を剃るときは、肌を張って凹凸がない状態にしてから行いましょう。カミソリは上から下に動かします。眉を剃った後の肌は敏感なので、再度保湿をしてケアしてください。

初心者でも失敗しない眉毛の描き方

眉を描くことに慣れていない初心者向けに、眉毛の基本的な描き方を紹介します。

スクリューブラシで毛流れを整える

スクリューブラシで毛流れを整える

まず、スクリューブラシで毛流れを整えましょう。眉にブラシを当てて、毛流れに沿って横に流してください。

アイブロウペンシルで眉の形を描く

アイブロウペンシルで眉の形を描く

次に、アイブロウペンシルで眉の形を描きます。眉下のラインを引いたあと、眉尻から眉山に向かってラインを描きましょう。眉山に角度をつけて、眉山から眉頭に向かってラインを引きます。眉上のラインは、眉下のラインと平行になるようにしましょう。

囲んだ部分を埋める

アイブロウペンシルやアイブロウパウダーを使って、囲んだ部分を埋める

眉の輪郭が描けたら、中を埋めていきましょう。アイブロウペンシルやアイブロウパウダーを使って、眉山から眉尻までの部分を埋めます。ラインは、スクリューブラシでしっかりをぼかすのがポイントです。続いて、眉頭にもパウダーを馴染ませてください。

眉に色をつける

眉に色をつける

最後に、眉に色をつけます。眉マスカラを毛流れに逆らう方向に動かして、眉全体に色をつけてください。次に、毛流れに沿った方向に眉マスカラを動かして仕上げます。

目指す眉の形別!眉毛の整え方・描き方

眉毛の形にはいくつかの種類があり、それぞれ整え方・描き方が異なります。ここでは代表的な眉毛の形として、アーチ眉・キリリ眉(上がり眉)・直線平行眉の整え方・描き方を紹介するので、チェックしてみてください。

アーチ眉の整え方・描き方

アーチ眉の整え方・描き方

ゆるやかなカーブのアーチ眉は、やわらかな印象が特徴です。骨格に合わせてカーブを描くため、流行り廃りがない眉毛の形だといえます。

アーチ眉はほどよい太さと自然なカーブが大切です。細くし過ぎたり、カーブが急すぎたりするとやや古い印象を与えてしまうため注意しましょう。

アーチ眉の描き方のポイント

  1. 太さが足りないときは、目の縦幅の3分の2程度を目安に眉下を描き足す
  2. 眉山は黒目外側の真上あたりに作る
  3. 眉の上下の輪郭はなだらかなカーブ状に描く

キリリ眉(上がり眉)の整え方・描き方

キリリ眉(上がり眉)の整え方・描き方

かっこいい印象を与えたいなら、キリリ眉(上がり眉)がおすすめです。太さによっても印象は異なり、細めならクールに、太めなら力強い雰囲気に仕上がります。

キリリ眉(上がり眉)の描き方のポイント

  1. 眉山は目尻の上辺りを目安にやや外側に作る
  2. 眉の角度は平行よりも5度ほど傾ける
  3. 眉尻は細めに仕上げる

直線平行眉の整え方・描き方

直線平行眉の整え方・描き方

眉頭から眉山までがまっすぐ平行な直線平行眉は、韓国風メイクに欠かせない眉の形です。直線平行眉は太めが主流でしたが、近年は細めのものも見られます。直線平行眉は、直線感を際立たせるのがポイントです。

直線平行眉の描き方のポイント

  1. 眉下のラインを平行に描く
  2. 眉山は目尻の真上あたりに作る
  3. 眉頭の上の部分を描き足す
  4. 色は眉頭が薄く、眉尻が濃くなるように描く

顔の形別!眉毛の整え方・描き方

顔の形によって、似合う眉毛の形は異なります。ここでは、丸顔・面長・卵型の顔・ベース型の顔・逆三角形の顔におすすめの眉毛の整え方・描き方を紹介します。

丸顔におすすめの眉毛の整え方・描き方

丸顔におすすめの眉毛の整え方・描き方

丸顔さんには、顔の輪郭と同じくなだらかな丸みのあるアーチ眉がマッチします。目の横幅よりも長めの眉の方が小顔効果を期待できます。

直線系の眉も似合いますが、直線感を際立たせ過ぎると顔の輪郭とのミスマッチが生まれるため要注意です。また、眉が短いと余白が目立ってしまうため、やや長めを意識して描きましょう。

面長におすすめの眉毛の整え方・描き方

面長におすすめの眉毛の整え方・描き方

面長さんには、直線平行眉がおすすめです。横方向に平行な直線平行眉は、縦に長い顔のシルエットを補い、全体的なバランスを整えてくれます。面長さんの顔の横幅は狭く見えるため、眉もあまり長くは描かず、短めに描いた方がよいでしょう。

カーブが大きいアーチ眉や傾きが大きい直線眉は、顔の縦長さを強調してしまう可能性があります。角度はつけすぎず、平行な眉やなだらかなアーチの眉がおすすめです。

卵型の顔におすすめの眉毛の整え方・描き方

卵型の顔におすすめの眉毛の整え方・描き方

丸顔と面長の中間的な卵型の顔には、アーチ

眉・直線眉のどちらもマッチします。やわらかい印象に仕上げたいならアーチ眉、大人っぽい印上げたいなら直線眉にするとよいでしょう。

面長さんと同じくやや縦に長い卵型の顔には、短めの眉が似合います。眉が長すぎる眉よりも短い眉のほうが、顔を小さく見せられますよ。

ベース型の顔におすすめの眉毛の整え方・描き方

ベース型の顔におすすめの眉毛の整え方・描き方

ベース型の顔には、少し角度のあるアーチ眉がおすすめです。平行な眉よりも5度ほど角度をつけた方が、ベース型の顔のフェイスラインをすっきり見せられます。ベース型の顔の場合は、やや長めに描いた方が小顔効果が期待できるでしょう。

ただし、真っ直ぐな眉やカクカクした眉は、フェイスラインを強調しすぎてしまう可能性があります。眉はなだらかなアーチ状を意識し、特に眉山から眉尻にかけてのラインはやわらかいカーブになるよう描いてください。

逆三角形型の顔におすすめの眉毛の整え方・描き方

逆三角形型の顔におすすめの眉毛の整え方・描き方

逆三角形の顔には、長めの直線平行眉がよく似合います。眉山から眉尻の部分だけゆるやかなカーブを意識すれば、顔の輪郭とのバランスが取れてやさしい印象に仕上がります。

逆三角形の顔は、骨格的にハチが張って見えやすいのも特徴です。短い眉よりも、余白を埋められる長めの眉の方が小顔効果が期待できますよ。

眉のタイプ別!眉毛の整え方・描き方

眉のタイプ別に、おすすめの整え方と描き方を紹介します。

濃い眉の整え方・描き方

濃い眉の整え方・描き方

濃い眉を整えるときは、スキバサミが便利です。スキバサミで気になるところをカットして、濃さを調節しましょう。眉をすき過ぎるとバランスが悪くなるので、特に濃い箇所を2〜3回カットする程度にするのがおすすめです。

濃い眉を描くときは自眉を活かしつつ、足りない箇所やムラのある箇所だけを描くとよいでしょう。マスカラを使う際は、暗めの色のものを使った方が違和感なく仕上がります。

下り眉の整え方・描き方

下り眉の整え方・描き方

下り眉を整えるときは、眉山が眉頭より高くなるように調整します。まず、眉山が眉頭と同じ高さになるように描き足しましょう。続いて、眉頭の上側を少しだけカットします。眉尻が眉頭より下がっているときは、下がっている部分をカットしてください。

三角眉の整え方・描き方

三角眉の整え方・描き方

三角眉を整えるときは、三角形の頂点にあたる眉山を1〜2mm程度カットします。続いて、全体のバランスを見ながら、眉頭・眉尻の上側を描き足しましょう。

自分に合う理想的な眉毛が知りたいなら眉毛サロンがおすすめ

この記事では、眉毛の整え方や描き方の基本的な方法やコツについて解説しました。自分に合った眉に整えれば、周囲にポジティブな印象を与えることができ、仕事でもプライベートでも、コミュニケーションを円滑に進められるようになるでしょう。

とはいえ、眉毛は主観視するのが難しいパーツです。例えば、右眉を手入れするときは右目に焦点があってしまうため、正面からのバランスで整えられません。遠くから引いて全体を捉えようとすると、細かい部分がよく見えず上手に整えるのが難しくなってしまいます。

眉毛を整えるときには、立体的に生えている眉毛を、正面・斜め・横などさまざまな角度から見極める必要があります。誰かの眉を真似しても、自分にぴったりの眉にはなりません。だからこそ、プロによるその人に合ったアイブロウメイクアップのポイントの見極めが大事です。

眉毛サロンANASTASIA MARAY(アナスタシア ミアレ)では、自眉を最大限生かし、骨格・筋肉・フェイスバランスや毛質・毛の生え方などを考慮した眉の整え方・描き方をレクチャーしています。2024年12月31日まで、初回限定キャンペーンも実施しています。自分に合った眉の整え方を知りたい方は、ぜひお近くのサロンにご相談ください。

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