平行眉の整え方&描き方を眉毛サロンが解説!アーチ眉やつり眉の場合も紹介

眉下と眉上のラインをまっすぐに描く平行眉は、ナチュラルで柔らかいシルエットが人気の眉毛です。2020年代から流行している韓国風メイクには、平行眉が欠かせません。

しかし、もともと自眉が平行眉でない人がほとんどなので、「基本的な平行眉の整え方を知りたい」「アーチ眉から平行眉にメイクアップする方法がわからない」といった声が上がっています。

そこで本記事では、平行眉の整え方や描き方、メイクアップに必要な道具などを解説します。平行眉が似合う人・似合わない人の特徴や、アーチ眉・つり眉などから平行眉に変えたいときの対策なども紹介するので、ぜひ最後まで参考にしてみてください。

これを読めば、自分に平行眉が似合うかどうかを知ることができ、平行眉の整え方・描き方が理解できますよ。

平行眉とは

平行眉とは、眉頭から眉山にかけてまっすぐにのびたラインが特徴の眉毛です。アーチ眉・ストレート眉と並ぶ定番眉のひとつで、とくに2020年代から流行している韓国風メイクには欠かせません。

平行眉は、太さによって異なる魅力を演出できます。例えば、ある程度の太さとボリュームを意識した平行眉は、自然でありながら存在感の強い眉に仕上がるでしょう。また、平行眉はシルエットが柔らかいので、淡めにすれば優しい印象も演出できますよ。

平行眉が似合う人の特徴

平行眉が似合うかどうかは、顔の輪郭や自眉の形によって決まります。一般的に平行眉が似合うのは、丸顔・面長・卵型・逆三角形などの顔の人です。

特に縦に長い面長の顔には、横方向にバランスを取ってくれる短めの平行眉がよく似合います。逆三角形の輪郭の人には、余白を埋めて小顔効果が期待できる長めの平行眉がおすすめです。

平行眉をおすすめしない人の特徴

平行眉が似合わない人もいるため要注意です。例えば、ベース型の顔の人は、直線的な平行眉にしてしまうとフェイスラインが強調されてしまう可能性があります。ベース型の顔の人には、なだらかなアーチ状の眉の方が似合いやすいでしょう。

また、自眉がつり眉の人も、平行眉にすると不自然な印象になってしまいやすいため注意しましょう。眉毛は骨格や筋肉に沿って生えるため、自眉がつり眉の人が平行眉にするには、骨格や筋肉のつき方を無視する必要があるためです。

平行眉の整え方&描き方

平行眉の整え方・描き方を解説します。なお、平行眉は自分で整えることもできますが、最初は眉毛サロンに行った方が自分に合う平行眉に整えてもらえますよ

眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせる

まず、眉メイクをする前に眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせましょう。フェイスパウダーで汗や皮脂をとってサラサラにしておくことで、眉を描きやすくなります。

眉毛をスクリューブラシでブラッシングする

次に、眉をスクリューブラシでブラッシングします。眉にブラシを当てて、毛流れに沿って横に流していきましょう。

アイブロウペンシルで眉を描く

続いてアイブロウペンシルで眉の形を描きます。眉頭から眉山までの上のラインと下のラインを平行に引いた後、眉山から眉尻に向かってラインを描きましょう。

眉下のラインは平行に描く

まず、眉下のラインを描きます。小鼻内側の真上あたりの眉頭から眉山に向かって、まっすぐラインを描き、次は眉山かた眉尻までまっすぐ描きましょう。

眉の長さは、眉尻を作る位置で調整します。長めの平行眉にする場合は小鼻と目尻を結んだラインの延長線上、短めの平行眉にする場合は口角と目尻を結んだラインの延長線上に眉尻を作るのがポイントです。

眉山は目尻の真上あたりに作る

眉下のラインが引けたら、眉山を作りましょう。眉山の位置は黒目の外側が目安です。眉山ができたら、眉頭に向かって眉下のラインと平行にラインを描きます。

眉頭の上部分を書き足す

最後に、眉頭の上の部分を少し書き足します。これで平行眉の輪郭は完成です。

アイブロウパウダーで隙間を埋める

眉の輪郭が描けたら、アイブロウパウダーを使って眉山から眉尻まで・眉頭の順に、隙間になっている部分を埋めていきましょう。輪郭のラインをぼかすようにするのがポイントです。

パウダーを馴染ませるのに使うアイブロウブラシも、後ろの方を軽くつまむように持ちましょう。力まずに軽い力で使うのがコツです。

アイブロウジェルで毛流れを固定する

眉全体が描けたら、アイブロウジェルで毛流れを固定します。眉頭から眉尻までまっすぐ横に流すイメージで梳かすといいですよ。眉毛が硬めの人は、眉尻から眉頭へ流れに逆らうようにジェルをのせるのもありです。

眉マスカラで眉に色を付ける

眉に色をつける場合は、眉マスカラを使いましょう。眉マスカラを毛流れに逆らう方向に動かして、眉全体に色をつけてください。次に、毛流れに沿った方向に眉マスカラを動かして仕上げます。平行眉の場合、眉頭を薄くして眉尻が濃くなるように意識して色をつけるのがポイントです。

眉色は髪色よりもワントーン明るくすると、自然に仕上がります。イエローベースの肌にはオレンジ系や黄色系のブラウンの眉色、ブルーベースの肌には赤系のブラウンの眉色がよく似合いますよ。

余分な眉毛をカットする

眉メイクができたら、メイクからはみ出た眉毛をカットします。眉バサミを使って、毛先から徐々にカットしていきましょう

不要な毛をカットできたら、眉毛全体の長さと量を調整しましょう。コームで眉毛を下から持ち上げ、眉毛の上の輪郭に合わせます。コームからはみ出た眉毛は他よりも長い毛なので、その毛だけをカットしましょう。

このとき、眉毛全体で長さが一律になるようにカットするのはNGです。眉毛の長さを一律に揃えてしまうと、ナチュラル感がなくなりのっぺりとした印象の眉になってしまいます。

またほとんどの場合で、眉メイクからはみ出た毛をカットするだけでも十分に素敵な雰囲気に仕上がります。長さを調節するよりも、自然な眉毛をどのように活かすかをまず検討しましょう。

平行眉に整えるのに必要な道具

平行眉に整えるのに必要な道具を紹介します。

フェイスパウダー

フェイスパウダーは、眉メイクの前に汗や皮脂をとって眉を書きやすくするために使います。眉毛専用ではなく普段使っているものでOKです。

アイブロウブラシ/スクリューブラシ

アイブロウブラシ/スクリューブラシ

スクリューブラシは、眉毛の毛流れを整えるために必要なアイテムです。自眉とメイクをなじませるときにも使います。

アイブロウブラシは、アイブロウパウダーを使って眉を描くのに使う道具です。アイブロウパウダーを購入すると付属していることが多いものの、より本格的なものを用意した方がきれいに眉を描けますよ。

アイブロウブラシを選ぶときは、持ち手の長さが重要です。持ち手が短いと手で眉が隠れてしまい、思うようにメイクができません。ある程度持ち手が長いアイブロウブラシを選びましょう。シャープなラインを描くなら小さめ、手軽にメイクを済ませたいならサッと描ける大きめのブラシがおすすめです。

アイブロウペンシル

アイブロウペンシル

アイブロウペンシルは、眉毛を1本ずつ描くためのアイテムです。全体をふんわりと仕上げられるアイブロウパウダーに対して、アイブロウペンシルはシャープな印象の眉に仕上げるのに役立ちます。自眉が濃い人は、アイブロウペンシルで少し描き足す程度でもOKです。
アイブロウペンシルは、細い線・太い線の両方が描きやすいものがおすすめです。ペン先の形状にはさまざまなものがありますが、眉に当てる角度を変えて線の細さを変えられる扁平型やなぎなた型のものも使いやすいでしょう。

アイブロウパウダー

アイブロウパウダー

アイブロウパウダーは、眉全体をふんわり仕上げたいときに便利な道具です。自眉が薄い人には、眉を1本ずつ描くアイブロウペンシルよりも、一度で眉の広い範囲に乗せられるアイブロウパウダーが適しています。産毛のような表現ができるので、ペンシルと組み合わせて使うと自然な雰囲気の立体感が出せますよ。

アイブロウパウダーを選ぶときは、まず色に注目しましょう。髪色よりも少し明るい色のアイブロウパウダーを選ぶと、自分に合う眉に仕上げられますよ。また、濃淡がつけやすいかもポイントです。口コミやレビューなどを参考に、使いやすいアイブロウパウダーを探してみましょう。

毛抜き

毛抜き

毛抜きは、不要な毛を抜くときに使う道具です。ツィザーとも呼ばれます。先端が精密で握りやすい構造のものを選ぶと、細い毛もしっかり抜けますよ。

眉用ハサミ

眉用ハサミ

眉用ハサミは、眉のカットに欠かせない道具です。理想の形の眉に仕上げるためには、狙った毛を1本ずつカットできる眉用ハサミをおすすめします。刃先が薄い眉専用のハサミなら、ピンポイントに根本の毛だけのカットも可能です。

眉マスカラ

眉マスカラ

眉マスカラは、眉毛に色をつけるための道具です。特に眉が濃い人はペンシルやパウダーだけでは発色しにくい可能性があるため、眉マスカラがあると役立ちます。
眉マスカラは、発色しやすさが最も大切です。口コミなども参考にしながら、しっかり色がついて長時間キープできるものを選びましょう。ブラシは太いものより、細めのものの方が扱いやすい傾向があります。

自分の眉毛の形別!平行眉への整え方のポイント

自眉の形別に、平行眉への整え方のポイントを解説します。

アーチ眉から平行眉への整え方のポイント

アーチ眉から平行眉に整えるには、眉頭の下の部分と眉山を少し削ります。これにより、眉上・眉下のラインをまっすぐに引けるようになるでしょう。

ただし、アーチ感が強い場合、無理に平行眉にしようとするとメイクで描き足す部分が増えたり、不自然になってしまう可能性があるため要注意です。不安なときは眉毛サロンに相談することをおすすめします。

つり眉から平行眉へ整えるのはおすすめできない

自眉がつり眉の人に平行眉はおすすめできません。つり眉さんの場合は、筋肉の癖でつり眉になっている場合が多く、自分の筋肉の付き方を無視した不自然な場所に眉を作ることになります。また、自眉の活かせる箇所が少ないため、すっぴん眉がまろ眉になってしまいやすいのもリスクのひとつです。

つり眉の人は、角度をつけすぎないストレート眉(キリリ眉)かアーチ眉の方が自然に仕上がります。それぞれの整え方は次の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

▶︎眉毛の整え方/描き方/カット方法を眉毛サロンが解説!顔の形や濃さごとにも紹介

平行眉に関するよくある質問

平行眉に関するよくある質問とその回答を紹介します。

平行眉とストレート眉の違いは?

平行眉とストレート眉の違いは角度があるかどうかです。平行眉は、眉下のラインを角度をつけず横一線に作ります。一方、ストレート眉は眉頭から眉尻にかけて角度があるのが違いです。

平行眉をおすすめしない顔の形は?

平行眉をおすすめしない顔の形として代表的なものは、ベース型です。直線的な平行眉はカクカクしたベース型の輪郭を強調してしまいます。ベース型の顔なら、なだらかなアーチ状の眉の方が自然に仕上げられますよ。

眉毛サロンで平行眉に整えてもらうにはいくらかかる?

眉毛サロンで平行眉に整えてもらう場合の料金相場は、初回が4,000〜8,000円(税込)程度、2回目以降は3,800〜7,500円(税込)前後です。初回は眉毛に関する悩みや希望をヒアリングするカウンセリングが行われるためやや費用が高く、2回目以降はリピート価格で少し安く施術を受けられる傾向があります。

メニュー料金目安(税込)内容
初回施術4,000〜8,000円カウンセリング+各サロンの基本施術
2回目以降3,800〜7,500円各サロンの基本施術

オプションメニューでは、眉の保湿ケアや額・鼻・口元などのケア、眉レッスンを提供しているサロンがあります。顔の各パーツのケアは2,000〜3,000円(税込)程度で提供されてるのが一般的です。また、眉レッスンをオプションとして提供している眉毛サロンもあります。

オプションメニュー料金目安(税込)内容
施術後の眉の保湿ケア2,000〜3,000円ワックスなどを使って施術した眉の保湿ケアをする
顔の各パーツのケア2,000〜3,000円額・鼻・口元などにワックスなどを使い産毛・角質を除去する
眉レッスン2,000〜20,000円眉のメイクアップ方法をレクチャーする

眉毛サロンの詳しい料金相場などについては以下の記事でも解説しています。ぜひあわせて参考にしてみてください。

▶︎眉毛サロンの値段相場は?施術メニューや選び方などを眉毛サロンが解説!

平行眉に整えたいならアナスタシア ミアレがおすすめ

この記事では、自分で平行眉に整える方法や平行眉の描き方などについて解説しました。ナチュラルで柔らかい印象を演出できる平行眉をぜひ楽しんでみてください。

とはいえ、眉毛は主観視するのが難しいパーツです。例えば、右眉を手入れするときは右目に焦点があってしまうため、正面からのバランスで整えられません。遠くから引いて全体を捉えようとすると、細かい部分がよく見えず上手に整えるのが難しくなってしまいます。

眉毛を整えるときには、立体的に生えている眉毛を、正面・斜め・横などさまざまな角度から見極める必要があります。誰かの眉を真似しても、自分にぴったりの眉にはなりません。だからこそ、プロによるその人に合ったアイブロウメイクアップのポイントの見極めが大事です。

眉毛サロンANASTASIA MARAY(アナスタシア ミアレ)では、自眉を最大限生かし、骨格・筋肉・フェイスバランスや毛質・毛の生え方などを考慮した眉の整え方・描き方をレクチャーしています。初回限定キャンペーンも実施しているので、自分に合った眉の整え方を知りたい方は、ぜひお近くのサロンにご相談ください。

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