ナチュラルな眉毛の描き方と整え方!眉毛サロンが自然に仕上がるメイクアップ術を解説

自眉を活かしたナチュラルな眉毛は、自分らしさを最大限に引き出してくれます。眉毛をナチュラルに仕上げるためには、顔のバランスを意識しつつ、カットしすぎ・描きすぎに注意することが大切です。

とはいえ、人それぞれ自然に見える眉毛の特徴は異なるため、「どうしても不自然な眉毛になってしまう」「ナチュラル眉の整え方や描き方がわからない」といった声が上がっています。

そこで本記事では、自眉を最大限に活かしたナチュラル眉の整え方や描き方、メイクアップのポイントなどを解説します。アーチ眉や平行眉など、目指すナチュラル眉の形別の描き方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ナチュラルな眉とはどんな眉毛?

ナチュラルな眉毛とは、自眉を最大限に活かしつつ、顔のバランスを考慮して整えた眉毛のことです。

そもそも眉毛は、眉弓(びきゅう)という骨に沿って生えており、骨格や筋肉のつき方、動きのクセは人によって異なります。そのため、誰かの眉毛を真似しても、自分にとってのナチュラル眉には仕上がりません

ナチュラル眉を目指す場合、眉毛の切りすぎや、自眉を無視した眉の描きすぎは逆効果です。自眉の特徴を活かして、自分だけのナチュラル眉に整えましょう。

ナチュラルな眉に整えるためのポイント

ナチュラルな眉に整えるためには、眉毛の形・位置・太さ・色などの各ポイントを抑える必要があります。

眉の形

ナチュラルで理想的な眉の形は、ベストなフェイスラインの法則により決定します。顔の各パーツに注目して、顔の横幅・縦幅を理想的な比率に整えることが重要です。自分の顔の比率は、自分の顔を撮影した写真に写真加工アプリなどでグリッド線を引けばチェックできます。

横の生え際から反対の生え際までの間を顔の横幅とすると、顔の横幅は眉間の幅の5倍がベストな長さです。眉間の間の幅を基準に、グリッド線などで顔を横に5分割できるように調整しましょう。

顔の横幅のベストな比率

顔の横幅=眉間の幅×5

額の生え際から顎先までの長さを顔の縦幅とすると、顔の縦幅は額の生え際から眉頭の下までの長さの3倍が自然に見えるベストな長さです。顔の縦幅をグリッド線などで3分割し、額の生え際から眉頭までの長さが基準になるように調整してください。

顔の縦幅のベストな比率

顔の縦幅=額の生え際から眉頭までの長さ×3

眉の位置

眉毛には、眉頭・眉山・眉尻の3つのパートがあります。

眉頭は鼻から眉毛下の骨にかけて、カーブが始まる場所にあるのがベストです。眉頭の位置は、顔全体のバランスを左右する重要なポイントなので注意深く、定めましょう。

眉山は、顔の正面から側面に落ちる手前に作ります。眉の中では一番高い位置に眉山を持ってくるのもナチュラルに仕上げるためのポイントです。眉山が低いと立体感が物足りない印象になってしまうため、少しでも眉頭より高くなるように作りましょう。

眉尻は、上唇中央から目尻を繋いだ延長線上に作りましょう。眉尻は眉頭より高い位置にすると自然な眉に見えますよ。

顔は、眉頭から眉山が正面として認識されます。眉頭から眉山への距離が長いとやや横幅が広い顔、短いとパーツが中心に集まったような顔に捉えられます。

左右で差がある眉骨の形や、顔の側面の角度などを意識した調節も大切です。例えば、正面から見た顔の横幅は、顔の側面の角度が急だと短く、逆に角度が緩やかだと長く見えます。横幅が狭い顔に長い眉を描くと浮いて見えてしまうため、顔の特徴に合わせて眉毛を整えましょう。

眉の太さ

眉の形と位置が決まれば、太さは自ずと見えてきます。ナチュラルに見える太さの目安としては、目の縦幅の2分の1〜3分の2ほどです。眉頭を一番太く、眉尻に向かってだんだん細くなっていくように太さを調節しましょう。

眉の色・濃淡・メイク

眉の色は、髪色との相性を考慮して決めるのが基本です。髪色よりもワントーン淡い色にすると、垢抜けた自然な仕上がりになります。

パーソナルカラーを考えた眉色の決め方も可能です。イエローベースの人にはオレンジ系や黄色系、ブルーベースの人には赤系のブラウンが似合う傾向があります。

黒髪の人向けの眉毛の色の決め方については、以下の記事で詳しく解説しています。黒髪に合う眉毛の色選びで迷っている場合は、是非参考にしてみてください。

黒髪に合う眉毛の色は?濃さやパーソナルカラーごとの色などを眉毛サロンが解説

ナチュラルな眉は黒目の上あたりが一番濃く、眉頭・眉尻はやや薄くなっています。メイクの際も同じ濃淡のバランスを再現すると、立体感のある自然な眉に仕上がるでしょう。

メイクの際は、自眉の自然な毛流れを活かすのもポイントです。また、アイブロウペンシルやパウダーで眉を描くときは、軽いタッチで描きましょう。最後にぼかしを入れるように整えると、綺麗なナチュラル眉に仕上がりますよ。

ナチュラル眉の整え方&描き方&カット方法

ナチュラル眉の具体的な整え方・描き方・カット方法を解説します。自眉を活かしたナチュラルな眉毛に仕上げるためには、以下のポイントを意識して整えましょう。

ナチュラル眉に整えるときのポイント

  • 自然な毛流れを活かす
  • 自然な色を活かす
  • 軽いタッチで描く
  • ぼかしを入れる

なお、眉毛の基本的な整え方・描き方・カット方法については以下の記事でも解説しています。必要な道具にも触れているので、メイク初心者の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

眉毛の整え方/描き方/カット方法を眉毛サロンが解説!顔の形や濃さごとにも紹介

眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせる

まず、眉メイクをする前に眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせましょう。フェイスパウダーで汗や皮脂をとってサラサラにしておくことで、眉を描きやすくなります。

眉毛をスクリューブラシでブラッシングする

次に、眉をスクリューブラシでブラッシングしましょう。基本的には自眉の毛流れに沿って横に流せばOKですが、眉頭はやや上方向に流しながら次第に横に流していき、眉尻あたりは斜め下にブラシを動かすとナチュラルな毛流れを活かせますよ。

アイブロウペンシルで眉を描く

続いて、アイブロウペンシルで眉の形を描きます。眉下のラインを引いたあと、眉尻から眉山に向かってラインを描きましょう。眉山に角度をつけて、眉山から眉頭に向かってラインを引きます。眉上のラインは、眉下のラインと平行になるようにしましょう。

眉の形と位置は、以下のポイントを参考に描いてみてください。

理想的な眉の形に整えるためのポイント

  • 眉頭を一番太くして眉尻にかけてだんだん細くなるようにする
  • 眉山を一番高くして立体感を出す
  • 眉の太さは目の縦幅の2分の1〜3分の2程度にする

理想的な眉の位置に整えるためのポイント

  • 眉頭は小鼻の真上
  • 眉山は黒目の外側と目尻の間
  • 眉尻は眉頭以上の高さ
  • 長めの眉の眉尻は小鼻と目尻を結んだラインの延長線上
  • 短めの眉の眉尻は口角と目尻を結んだラインの延長線上

このとき、アイブロウペンシルは真ん中より後ろ側を持ち、力まずに使うのがポイントです。指に力を入れるのではなく、手首を軸にしてペンを動かしましょう。軽いタッチで描いた方が、ナチュラルに眉毛の輪郭を描けますよ。

アイブロウパウダーで隙間を埋める

眉の輪郭が描けたら、アイブロウパウダーを使って眉山から眉尻まで・眉頭の潤に、隙間になっている部分を埋めていきましょう。輪郭のラインをぼかすようにするのがナチュラルに仕上げるためのポイントです。
パウダーを馴染ませるのに使うアイブロウブラシも、後ろの方を軽くつまむように持ちましょう。アイブロウペンシルと同じく。力まずに軽いタッチで使うのがナチュラル眉の描き方のコツです。

アイブロウジェルで毛流れを固定する

眉全体が描けたら、アイブロウジェルで毛流れを固定します。眉頭に立体感が出るように立ち上げ、眉尻に向かって毛流れを整えていきましょう。眉毛が硬めの人は、眉尻から眉頭へ流れに逆らうようにジェルを乗せるのもありです。

下の画像のように、アイブロウジェルがあれば理想の毛流れに近づけます。

眉マスカラで眉に色を付ける

眉に色をつける場合は、眉マスカラを使いましょう。眉マスカラを毛流れに逆らう方向に動かして、眉全体に色をつけてください。次に、毛流れに沿った方向に眉マスカラを動かして仕上げます。

眉色は髪色よりもワントーン明るくすると、ナチュラルに仕上がります。イエローベースの肌にはオレンジ系や黄色系のブラウンの眉色、ブルーベースの肌には赤系のブラウンの眉色がよく似合いますよ。

余分な眉毛があればカットする

眉メイクができたら、メイクからはみ出た眉毛をカットします。眉バサミを使って、毛先から徐々にカットしていきましょう。

不要な毛をカットできたら、眉毛全体の長さと量を調整しましょう。コームで眉毛を下から持ち上げ、眉毛の上の輪郭に合わせます。コームからはみ出た眉毛は他よりも長い毛なので、その毛だけをカットしましょう。

このとき、眉毛全体で長さが一律になるようにカットするのはNGです。眉毛の長さを一律に揃えてしまうと、ナチュラル感がなくなりのっぺりとした印象の眉になってしまいます。

またほとんどの場合で、眉メイクからはみ出た毛をカットするだけでも十分に自然で素敵な雰囲気に仕上がります。長さを調節するよりも、自然な眉毛をどのように活かすかをまず検討しましょう。

目指す眉の形別!自然な眉毛の描き方のポイント

ナチュラルに見える眉の形は、アーチ眉・直線平行眉・キリリ眉などさまざまです。目指す眉の形別の自然な眉毛の描き方のポイントを解説します。

なお、輪郭や自眉の形に応じた眉毛の整え方・メイクアップ術のポイントについては、以下の記事で解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。

アイブロウとは?意味やメイクアップ術を眉毛サロンが解説!

ナチュラルなアーチ眉の描き方のポイント

ゆるやかなカーブのアーチ眉は、やわらかな印象が特徴です。骨格に合わせてカーブを描くため、流行り廃りがない眉毛の形だといえます。特に丸顔や卵型の顔と相性がよく、ナチュラルな眉に仕上がりやすいでしょう。

アーチ眉はほどよい太さと自然なカーブが大切です。細くし過ぎたり、カーブが急すぎたりするとやや古い印象を与えてしまうため注意しましょう。

ナチュラルなアーチ眉の描き方のポイント

  1. 太さが足りないときは、目の縦幅の3分の2程度を目安に眉下を描き足す
  2. 眉山は黒目外側の真上あたりに作る
  3. 眉の上下の輪郭はなだらかなカーブ状に描く

ナチュラルな直線平行眉の描き方のポイント

眉頭から眉山までがまっすぐ平行な直線平行眉は、韓国風メイクに欠かせない眉の形です。面長の顔や逆三角形型の顔と相性がよく、ナチュラルに仕上がりやすいでしょう。直線平行眉は太眉が主流でしたが、近年は細めのものも見られます。直線平行眉は、直線感を際立たせるのがポイントです。

ナチュラルな直線平行眉の描き方のポイント

  1. 眉下のラインを平行に描く
  2. 眉山は目尻の真上あたりに作る
  3. 眉頭の上の部分を描き足す
  4. 色は眉頭が薄く、眉尻が濃くなるように描く

平行眉の整え方&描き方を眉毛サロンが解説!アーチ眉やつり眉の場合も紹介

ナチュラルなキリリ眉の描き方のポイント

かっこいい印象を与えたいなら、キリリ眉(上がり眉)がおすすめです。太さによっても印象は異なり、細めならクールに、太めなら力強い雰囲気に仕上がります。

ナチュラルなキリリ眉の描き方のポイント

  1. 眉山は目尻の上辺りを目安にやや外側に作る
  2. 眉の角度は平行よりも5度ほど傾ける
  3. 眉尻は細めに仕上げる

ナチュラル眉の描き方に関するよくある質問

ナチュラル眉の描き方に関するよくある質問とその回答を紹介します。

ナチュラルな眉を描くのにはパウダーとペンシルのどちらがいい?

ナチュラルな眉を描くなら、アイブロウパウダーとアイブロウペンシルは両方使うのがおすすめです。アイブロウパウダーで産毛のようなタッチで眉のベースとなる形を描き、その後ペンシルで眉毛1本1本を描くとナチュラル眉に仕上がります。

ナチュラルな眉毛がうまく描けないときはどうしたらいい?

自分でナチュラルな眉毛を描くのが難しいときは、眉毛サロンに行ってみましょう。眉毛サロンには、眉毛を整えてくれるだけでなく、眉レッスンとして整え方やメイクアップ術をレクチャーしてくれるところもあります。うまく眉毛を描けずに困っている人は、眉毛サロンの眉レッスンを受けてみてください。

アナスタシア ミアレでも、眉レッスン「パーソナルトレーナーレッスン」を提供しています。骨格・筋肉・フェイスバランスなどを考慮した「あなただけの眉」に整える方法を学べるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

アナスタシアミアレの眉レッスンとは?施術内容や料金、実施店舗などを紹介!

ナチュラルなメンズ眉の描き方は?

ナチュラルなメンズ眉の描き方も、基本的には本記事で紹介したものと同じです。眉の位置・形・太さ・色などのポイントを意識して、ナチュラル眉に整えてみましょう。メンズ眉の詳しい整え方は以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

メンズ眉の整え方やカット方法を眉毛サロンが解説!顔の形や濃さごとにも紹介

ナチュラル眉に整えたいならアナスタシア ミアレがおすすめ

本記事では、ナチュラル眉に整えるためのポイントや、具体的な整え方・描き方・カット方法について解説しました。自然な眉毛に仕上げるためには、自分の顔のバランスに合う眉毛を意識して自眉を活かすことが大切です。

とはいえ、眉毛は主観視するのが難しいパーツです。例えば、右眉を手入れするときは右目に焦点があってしまうため、正面からのバランスで整えられません。遠くから引いて全体を捉えようとすると、細かい部分がよく見えず上手に整えるのが難しくなってしまいます。

眉毛を整えるときには、立体的に生えている眉毛を、正面・斜め・横などさまざまな角度から見極める必要があります。誰かの眉を真似しても、自分にぴったりの眉にはなりません。だからこそ、プロによるその人に合ったアイブロウメイクアップのポイントの見極めが大事です。

眉毛サロンANASTASIA MARAY(アナスタシア ミアレ)では、自眉を最大限生かし、骨格・筋肉・フェイスバランスや毛質・毛の生え方などを考慮した眉の整え方・描き方をレクチャーしています。また、アナスタシア ミアレでは初回限定キャンペーンも実施しております。自分に合った眉の整え方を知りたい方は、ぜひお近くのサロンにご相談ください。

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