
眉毛のベストな長さを眉毛サロンが解説!整え方や道具も紹介
眉毛1本1本の長さは人それぞれ違います。自分らしい眉毛を目指すためには、自分の眉毛の長さを活かすことも大切なポイントです。
しかしながら、眉毛を剃ったりメイクしたりするのに対してカットは比較的簡単にできてしまうため、「眉の長さが気になるから調整したい」「眉毛が2mmや4mmだと短すぎるだろうか」など、眉毛1本1本の長さに注目した声が散見されます。
そこで本記事では、自分の眉毛の長さが気になる人向けに、眉毛の長さを整える方法を含む理想的な眉毛の整え方を解説します。長さ以外に注目した方がよい眉毛の位置・形・太さ・色などのポイントにも触れるため、ぜひ参考にして自分にぴったりの眉毛を目指してみてください。
これを読めば、眉毛1本1本の長さに気を取られることなく、自分に似合う理想的な眉毛を目指すためのヒントが得られますよ。

監修者
アナスタシア ミアレ
アイブロウトリートメントのパイオニアブランド
眉だけに特化し、その人の魅力を最大限に引き出していくアイブロウトリートメントのパイオニアブランド「アナスタシア ミアレ」。独自の理論と技術で、その人が本来もつ美しさを呼び覚まし、眉の可能性を確実に広げています。

執筆者
美眉総研編集部
眉に関するトレンドや眉で美しくなるための情報を発信するスペシャルサイト。さまざまなコンテンツで、眉からはじまる美の可能性を見い出します。「アナスタシア ミアレ」で培われた専門的な知見を活かして、コンテンツを制作中。
理想的な眉毛の長さは何センチ?
「眉毛の長さは4mm前後が理想的」「2mmだと短く、6mmだと長すぎる」といった情報もありますが、結論、誰にでも当てはまる眉毛の理想的な長さは存在しません。自眉の毛の長さは人によって違い、自眉の特徴を活かしてこそ自分らしい魅力的な眉毛に仕上げられるからです。
自分の眉毛が似合っていないように感じる原因は、毛の長さではない可能性があります。以降で解説する、理想的な眉毛に整えるためのポイントや具体的な整え方をチェックしてみてください。
理想的な眉毛に整えるためのポイント
理想的な眉毛に整えるためのベストバランスは、眉の長さ以外にも、位置・形・太さ・色・濃淡のそれぞれで説明できます。各ポイントを押さえておきましょう。
詳しいアイブロウメイクアップのコツは、以下の記事で解説しています。自分らしい眉毛にするためのメイク術が気になる場合は、ぜひ参考にしてみてください。
▶︎アイブロウとは?意味やメイクアップ術を眉毛サロンが解説!
眉毛の位置

理想的な眉の形は、ベストなフェイスラインの法則により決定します。顔の各パーツに注目して、顔の横幅・縦幅を理想的な比率に整えることが重要です。自分の顔の比率は、自分の顔を撮影した写真に写真加工アプリなどでグリッド線を引けばチェックできます。
横の生え際から反対の生え際までの間を顔の横幅とすると、顔の横幅は眉間の幅の5倍がベストな長さです。眉間の間の幅を基準に、グリッド線などで顔を横に5分割できるように調整しましょう。
<顔の横幅のベストな比率>
顔の横幅=眉間の幅×5
額の生え際から顎先までの長さを顔の縦幅とすると、顔の縦幅は額の生え際から眉頭の下までの長さの3倍がベストな長さです。顔の縦幅をグリッド線などで3分割し、額の生え際から眉頭までの長さが基準になるように調整してください。
<顔の縦幅のベストな比率>
顔の縦幅=額の生え際から眉頭までの長さ×3
眉毛の形

眉毛には、眉頭・眉山・眉尻の3つのパートがあります。
眉頭は鼻から眉毛下の骨にかけて、カーブが始まる場所にあるのがベストです。眉頭の位置は、顔全体のバランスを左右する重要なポイントなので注意深く、定めましょう。
眉山は、顔の正面から側面に落ちる手前に作ります。眉の中では一番高い位置に眉山を持ってくるのもポイントです。眉山が低いと立体感が物足りない印象になってしまうため、少しでも眉頭より高くなるように作りましょう。
眉尻は、上唇中央から目尻を繋いだ延長線上に作りましょう。眉尻は眉頭より高い位置にするのがポイントです。
顔は、眉頭から眉山が正面として認識されます。眉頭から眉山への距離が長いとやや大きめの顔、短いとパーツが中心に集まったような顔に捉えられます。
左右で差がある眉骨の形や、顔の側面の角度などを意識した調節も大切です。例えば、正面から見た顔の横幅は、顔の側面の角度が急だと短く、逆に角度が緩やかだと長く見えます。横幅が狭い顔に長い眉を描くと浮いて見えてしまうため、顔の特徴に合わせて眉毛を整えましょう。
眉毛の太さ

眉の形と位置が決まれば、太さは自ずと見えてきます。太さの目安としては、目の縦幅の2分の1〜3分の2ほどです。眉頭を一番太く、眉尻に向かってだんだん細くなっていくように太さを調節しましょう。
眉毛の色・濃淡

眉の色は、髪色との相性を考慮して決めるのが基本です。髪色よりもワントーン淡い色にすると、垢抜けた自然な仕上がりになります。
パーソナルカラーを考えた眉色の決め方も可能です。イエローベースの人にはオレンジ系や黄色系、ブルーベースの人には赤系のブラウンが似合う傾向があります。
自然な眉は黒目の上あたりが一番濃く、眉頭・眉尻はやや薄くなっています。メイクの際も同じ濃淡のバランスを再現すると、立体感のある自然な眉に仕上がるでしょう。
眉毛の長さ

眉毛の長さは極力調節せず、長すぎて理想的な眉毛の形からはみ出る眉毛だけをカットします。
眉毛の長さの整え方
眉毛の長さ調整は、理想的な眉毛の位置・形などを整えた後に行います。理想的な眉毛の整え方の基本的な流れは、以下のとおりです。
- 眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせる
- 眉毛をスクリューブラシでブラッシングする
- アイブロウペンシルで眉を描く
- アイブロウパウダーで隙間を埋める
- アイブロウジェルで毛流れを固定する
- 眉マスカラで色を付ける
- 眉メイクからはみ出た余計な眉毛をカットする
- 眉毛の長さを調整する
なお、目指す眉の形別・顔の形別の眉毛の整え方については、以下の記事で詳しく紹介しています。「きれいなアーチ眉に整えたい」「面長の顔に似合う眉毛を作りたい」といった場合は、ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。
▶︎眉毛の整え方/描き方/カット方法を眉毛サロンが解説!顔の形や濃さごとにも紹介
眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせる
まず、眉メイクをする前に眉毛が生えている箇所にフェイスパウダーをのせましょう。フェイスパウダーで汗や皮脂をとってサラサラにしておくことで、眉を描きやすくなります。
眉毛をスクリューブラシでブラッシングする

次に、眉をスクリューブラシでブラッシングしましょう。眉にブラシを当てて、毛流れに沿って横に流していきましょう。
アイブロウペンシルで眉を描く
続いて、アイブロウペンシルで眉の形を描きます。眉下のラインを引いたあと、眉尻から眉山に向かってラインを描きましょう。眉山に角度をつけて、眉山から眉頭に向かってラインを引きます。眉上のラインは、眉下のラインと平行になるようにしましょう。
眉の形と位置は、以下のポイントを参考に描いてみてください。
<理想的な眉の形に整えるためのポイント>
- 眉頭を一番太くして眉尻にかけてだんだん細くなるようにする
- 眉山を一番高くして立体感を出す
- 眉の太さは目の縦幅の2分の1〜3分の2程度にする
<理想的な眉の位置に整えるためのポイント>
- 眉頭は小鼻の真上
- 眉山は黒目の外側と目尻の間
- 眉尻は眉頭以上の高さ
- 長めの眉の眉尻は小鼻と目尻を結んだラインの延長線上
- 短めの眉の眉尻は口角と目尻を結んだラインの延長線上
このとき、アイブロウペンシルは真ん中より後ろ側を持ち、力まずに使うのがポイントです。指に力を入れるのではなく、手首を軸にしてペンを動かしましょう。
アイブロウパウダーで隙間を埋める
眉の輪郭が描けたら、アイブロウパウダーを使って眉山から眉尻まで・眉頭の潤に、隙間になっている部分を埋めていきましょう。輪郭のラインをぼかすようにするのがポイントです。
パウダーを馴染ませるのに使うアイブロウブラシも、後ろの方を軽くつまむように持ちましょう。力まずに軽い力で使うのがコツです。
アイブロウジェルで毛流れを固定する
眉全体が描けたら、アイブロウジェルで毛流れを固定します。眉頭に立体感が出るように立ち上げ、眉尻に向かって毛流れを整えていきましょう。眉毛が硬めの人は、眉尻から眉頭へ流れに逆らうようにジェルを乗せるのもありです。
眉マスカラで色を付ける
眉に色をつける場合は、眉マスカラを使いましょう。眉マスカラを毛流れに逆らう方向に動かして、眉全体に色をつけてください。次に、毛流れに沿った方向に眉マスカラを動かして仕上げます。
眉色は髪色よりもワントーン明るくすると、自然に仕上がります。イエローベースの肌にはオレンジ系や黄色系のブラウンの眉色、ブルーベースの肌には赤系のブラウンの眉色がよく似合いますよ。
眉メイクからはみ出た余計な眉毛をカットする
眉メイクができたら、メイクからはみ出た眉毛をカットします。眉バサミを使って、毛先から徐々にカットしていきましょう。
眉毛の長さを調整する

不要な毛をカットできたら、眉毛全体の長さと量を調整しましょう。コームで眉毛を下から持ち上げ、眉毛の上の輪郭に合わせます。コームからはみ出た眉毛は他よりも長い毛なので、その毛だけをカットしましょう。
このとき、眉毛全体で長さが一律になるようにカットするのはNGです。眉毛の長さを一律に揃えてしまうと、ナチュラル感がなくなりのっぺりとした印象の眉になってしまいます。
またほとんどの場合で、眉メイクからはみ出た毛をカットするだけでも十分に素敵な雰囲気に仕上がります。長さを調節するよりも、自然な眉毛をどのように活かすかをまず検討しましょう。
眉毛の長さを調整したいなら眉毛サロンがおすすめ

ここまで、眉毛の長さ調整よりも重要な理想的な眉毛に整えるためのポイントや、整え方・書き方・カットの方法などを解説してきました。どうしても眉毛の長さが気になるという場合は、眉毛サロンに行ってみることをおすすめします。
というのも、眉毛は主観視するのが難しいパーツです。例えば、右眉を手入れするときは右目に焦点があってしまうため、正面からのバランスで整えられません。遠くから引いて全体を捉えようとすると、細かい部分がよく見えず上手に整えるのが難しくなってしまいます。
眉毛を整えるときには、立体的に生えている眉毛を、正面・斜め・横などさまざまな角度から見極める必要があります。偏った角度から見ていると「毛が長いからきれいに整えられない」と誤認してしまうこともあるでしょう。
誰かの眉を真似しても、自分にぴったりの眉にはなりません。だからこそ、眉毛のプロによるその人に合った眉毛のベストバランスの見極めが大事です。
眉毛サロンとはどんな場所なのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。まだ眉毛サロンを利用したことがない場合は、ぜひ一度チェックしてみてください。
▶︎眉毛サロンとは?施術内容や料金相場、選び方を眉毛サロンが解説!
眉毛の長さに関するよくある質問
眉毛の長さに関するよくある質問とその回答を紹介します。
眉毛はどのくらい切ったらいい?
基本的には、理想的な眉毛に整えたメイクから、はみ出た余分な部分だけをカットすればOKです。長さは調整しなくても十分きれいに仕上がります。カットしすぎたり、眉全体で毛の長さが均一になってしまったりすると、かえって不自然な仕上がりになってしまうため注意してください。
眉毛サロンに行くとき眉毛の長さはどのくらい必要?
眉毛サロンに行くときは、できるだけ眉毛を伸ばしておいた方がよいでしょう。眉毛が長いほど調整の幅が広がるため、自分らしい理想的な眉毛を目指しやすくなります。
ただ、短くカットしすぎたからといって施術ができないわけではありません。短くても相談すればそのときの最善の施術は行ってくれますよ。また、継続的に眉毛サロンに通うことで、理想的な眉毛を目指せるでしょう。
眉毛の長さ調整に使う道具は?

眉毛の長さ調整に使う道具には、眉ハサミ・コーム・シェーバーなどがあります。
カットに使うハサミは、刃先が薄い眉専用の眉ハサミを選びましょう。一般的なハサミよりも狙った眉を根元からカットしやすいのが特徴です。
コームは、毛流れを整えたり眉毛に立体感を出したりするのに使うアイテムです。眉をとかしながら長い眉をカットできるので、眉用ハサミと一緒に持っておくと便利ですよ。
広範囲の産毛をカットしたいときには、シェーバーが役立ちます。刃のサイズを切り替えられたり、コーム型アタッチメントをつけられたりするものであれば、眉毛の長さ調整がしやすいでしょう。